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 応募作品からみた地域子育て支援拠点の役割

  この事業は、作品集を通じて地域子育て支援拠点に関わる当事者の「生の声」を社会に広く発信することが目的でしたが、入選作品のみならず、応募作品すべてにおいて、地域子育て支援拠点の機能や役割を示す下記のキーワードがあげられます。 

  全応募作品の中からそれぞれのキーワードにまつわる作品の一部を抜粋いたしました。さらに入選作品につきましては作品全文をご紹介いたします。

出会い・交流   子育てへの不安や戸惑い   多様な利用者   地域とつながる 
親支援(エンパワメント)   育ちあい   ボランティア・スタッフの関わり

 出会い・交流
転居
知り合いもおらず、地理もわからない土地での子育てのスタートはとても辛かった。家の中で赤ちゃんを抱えひどく追い詰められていたと思う。
度重なる引越し、二人の子どもの世話、慣れない土地に孤立感と自信喪失した。
急な転勤で99%の不安と1%の期待。右も左もわからない土地での子育て。どんなに淋しく、心細い。
遠くから田舎にお嫁に来てもお母さんたちは頑張っている。
新興住宅地での子育て。ママ達の井戸端会議に入っていけない。
転居先の条件に「子育て支援センターの近くにして」と夫に頼んだ。

 結婚や転勤により、知り合いのいない場所で慣れない子育てをする不安な気持ちが描かれてます。センターや子育てひろばに行けば、病院や幼稚園、保育園の情報などいろいろな地元の子育て情報を教えてくれる仲間やスタッフが沢山いることがわかります。国はセンターやひろばを10000ヶ所(中学校区=徒歩圏内に1ヶ所)設置することを目指していますが、それくらい身近な距離に交流の場があれば、新たな土地での出会いの期待も膨らむのではないでしょうか。

親同士の出会いの場
育児の話題におしゃべりの輪に入り、母親達と同じ話ができる自分が、恥ずかしくもあり、自分が育児をやっているんだという嬉しさもあった。
保健センターに勇気を出して震える手で電話をし、悩みを話し、子育て支援センターを紹介された。
初めに声をかけてくれたママに感謝。どんなに嬉しかったか。そして皆、実は緊張していたのだと聞き「私も緊張していたんだよ」と話して、そこから色々な話をした。
子育てという同じ目的に向かって頑張っている同士。支えてくれる優しい人たちに出会うことが出来る。
子だくさんのおうちに遊びに行った感覚。常に誰かがいる温かさ。
大変なのはじぶんだけじゃない。そんな方法があるんだ、とヒントをもらいエネルギーになった。
ひろばで出会った親子とは10年たった今でも仲良くおつきあいしている。
同じ悩みを持つ人と出会い、私だけじゃない、うちの子だけじゃないと思え、もう少し頑張ろうと心から思えた。
毎日毎日たわいの無い話をすることで、ずいぶん救われていた。いつのまにか大切な友達になっていた。無意味な壁を作っていた自分が恥ずかしい。出会って5年。毎日のようにママ友と会う。三人目が生まれた。
私の人生、育児に対する想いを180度変えた。もう一つの家庭のような雰囲気。子ども達がのびのび遊び、親同士が育児の話を楽しそうにしていた。今でも育児のイライラ、苦難はあるが、私は以前の私とは違う。
先生を始め、自分を支えてくれるたくさんの仲間がいる。
ママ友同士育児の悩みを相談し合う仲になり、私自身明るい性格なった気がする。地域で子連れのママに出会うと声をかけるようになった。最初の一歩はとても大事なのではないか。
ママ達は年下の私を子ども扱いせず接してくれることが嬉しい。
 当たり前のように利用している人にとっても、初めてひろばを訪ねるときの最初の扉をあける一歩は、大変勇気のいることであることが、多くの作品から読み取ることができます。扉の向こうに新たな出会いが待っていることを、まだ扉を開けたことがない人たちにもぜひ伝えたいという作者の思いが伝わってきます。
 
入 選 作 品
作品タイトル         作者 利用ひろば・センター  

なんくる家は私の故郷

黒石恵子(沖縄県)

みどり子育て支援センター「なんくる家」

支援センターがくれたつながり

村山順子(群馬県) 

ももの木地域子育て支援センター

こころに残ったひとこと

伊藤美智子(岩手県)

福原保育園子育て支援センター

ママの笑顔が戻った日

永井由香(岩手県)

社会福祉法人滝沢村社会福祉協議会

    (敬称略)
 
 子育てへの不安や戸惑い
子育てへの不安
子育ては必死に頑張って当たり前、弱音を吐いたり、愚痴をこぼすなんて母親失格・・・という焦りや不安・・・・・。
息子を止める私の顔は鬼のよう。口で止めながらも、息子の手を強く握りしめて、痛い思いをさせたことも。そんな自分がいやで、何度も落ち込んだ。
私のやり方をどう思われているのだろう。うちの子は大丈夫なのだろうか。
私がお母さんになんてなれるのかな。19歳の時に子どもを授かり、母親になった。初めての育児はわからないことだらけだった。
一人目、二人目は保育園に預け、三人目は自分の目で成長が見たいと強く思ったが、子どもと一日中過ごすことは、不安だった。
他の子とのトラブルが多い為、当初母親は厳しく疲れた表情だったのが、徐々に落ち着いて緩んで優しい笑顔が見れるようになった。
迷いだらけの子育てでも、子どもが先生に抱きしめられている間は“少し立ち止まり振り返られる機会”だった。
他のお母さんから、無事に生まれてきてくれた時の感動・心境を聴いているうちに泣けてきた。
子どもができた喜びと、ママ友達ができた喜びで悩みも和らぎ、少し心のゆとりを持って子育てができるようになった。支援センターのドアと心のドアを開いてよかった。子育ては思っていたより大変だが、子どもという宝物を授かったのだから、後悔しない様に育てていきたい。
他人の出産体験を聴いて泣けたら、何とも言えないスッキリ感を感じた。“自分とこどものため”に変わってきた。
ベビー開放日に通い、初めての子育ての疑問を解決するために利用した。
氾濫する情報に不安や疑問の繰り返しだったが、センターでの声掛けは、活字では得られない安心感だった
 一見、元気で不安のなさそうな親でも、心の中には様々な思いを携えてひろばを訪ねているケースもあります。扉をあけるまでの葛藤や子育ての不安が生の声で綴られている作品が多く、子育てひろばで親自身も子どもの成長とともに変化し、その変化に応じて、スタッフが声をかけたり寄り添っている様子がわかります。
初めての子育てへの戸惑い
すべてが初めての経験で、とまどい、必死な思いで育てている。
知識も体力も無く始まった育児は、もう手いっぱいだった。でも、親子で少しでも楽しい時を過ごしたい。
完全母乳育児。自分の全てを犠牲にしても生活がうまく回らない。
欲しくてやっと授かった子。幸せで楽しいばかりの育児生活が始まると夢見たが、そのギャップにへとへとになりそう。
産まれた時はとても幸せだったのに2カ月後現実の世界は地獄のようだった。
新米ママの私は息子の行動が理解できず、「私の育て方のせいなのか」とひどく落ち込んだ。
おてんば娘を追いかける日々。娘には「怒り虫」にしか見えないだろう。「大好きな娘なのにまた怒ってしまった」そんな時は子育て支援センターへ。
実家から戻ってから悪戦苦闘の毎日、手は腱鞘炎になるし空回りしていた。
二歳のわんぱく盛りの息子は、思いが伝わらず、毎日のように衝突。
今考えると笑ってしまうような事だが、夜はちゃんと息をしているか心配で寝息を確かめたりしていた。
日々、後追いに疲れを感じていたこともあり、「なぜ他の子達のように子ども同士でのびのび遊んでくれないのだろう」と娘のそんな面に不安や苛立ちを覚えることもあった。
 育児書どおりにいかない初めての子育てに孤軍奮闘し、心身ともに疲れきってひろばを訪れる母親も少なくありません。思い通りにいかない育児への戸惑いを相談できる場所として拠点は貴重な居場所になっています。
二人目の育児・反抗期
魔の二歳真っ最中の娘とハイハイ好きの息子。この二人に振り回される母だった。
弟にママを取られたくない気持ちと、イヤイヤ期。
二歳の息子は、日々重なる我慢に、夜泣き、癇癪がひどく、4ヶ月の娘は、抱いていないと泣いていた。自分自身を失いそうだった。ストレスで限界にきていた。
二人の子育てになれていない生活で、余裕がなかった。
姉になったばかりの○○は、生まれたばかりの弟の面倒をみている人やもっと遊んで欲しい時に、家族に噛みついたりひっかいたりしてしまう。
活発な長女が満足するように遊ばせる事ができず、はっきり言って私は長女を持て余していました。
次は次女の反抗期だが、寛大な気持ちで迎えられそうな気がして、むしろ楽しみでもある。
二歳の長女は些細のことで機嫌を損ね、暴れ始め、次女も泣き、部屋は大惨事に。助けてもらいたい一心でセンターへ行く。
 2人の子育ての大変さがリアルに描かれている作品が多く、ちょうど上の子どもが反抗期に入るケースもあり、親の疲労はピークに達してしまうようです。ひろばでは、スタッフやボランティアさんにどちらか一人を抱っこしてもらうだけでも、心も体も癒やされます。
孤独感
子育てが辛いんじゃない、子どもたちもかわいい。でも不安や孤独で押しつぶされそうで、どうしようもない時がある。
「家にいるとイライラする。」「大人と話す時間をもちたい。」
子どもと二人きりで家にいる毎日。外の子連れのママさん同士がうらやましい。私にも、子どもにも友だちが欲しい。
同居をしていたが、なかなか育児の苦痛を本音で言えず、家族の中で私だけが孤立している気がしていた。
話す人がいない不安と寂しさ・・・・・。
「うちもそうだった。」と共感の声が聞けた。ずっと一人で悩んでいた事…自分ばかりが…と思っていた事は、育児をする中でよくある事で、子供の成長の一つだと、初めて気づかされた。
育児を相談したい母がいないので、独自に育て一人で解決するしかないと思っていた。
 部屋で子どもと2人きりで過ごす「孤独感」が切実に描かれている文章が多く見られました。ひろばで同じような経験、思いを共有する仲間に出会うことで、孤独感も徐々に解消されていきます。
 
心の問題
眠れなくなり食欲もなくなった1年間だった。
些細なことで怒鳴り大泣きする自分・・・・・。
「この子は自分を困らせるためにいるのでは?」自分が望んでおいて、そんな考えがよぎる自分に罪悪感を覚えていました。
体から湧き上がってくる強いやり場のない怒りが自分でも恐ろしくなった。
子どもを慈しんで育てられない私を責めることなく、励ましてくださいました。
心のとげが落ちていくよう。安心して気持ちを吐露できるこの場所に、しみじみと感謝を覚えた。
先生方の笑顔の力で私も少しずつ笑えるようになった子供たちと皆の笑顔に救われ、自分の世界は色を戻してきた今泣いている人もいつか笑える。私達にはその力がある。
ここがなかったら家の中でイライラ子育てしていたかもしれない。
無我夢中の毎日 必要以上に頑張っていた自分、無理をしていた自分を知った。励ましてもらったその言葉は将来自分の子どもに言ってあげる言葉になるのかも。
産後うつでしばらく外出できずにいた。
 当事者真っ只中である方々の投稿がほとんどなので、虐待などのシビアなケースまではなかなか描きにくいと考えられますが、それでも、どうしようもない感情の混乱や不安を乗り越えて書かれた作品がいくつかありました。センターの職員に声をかけられて、これまでの経験を整理し投稿してみた、という作品もありました。臨床心理士や保健師、助産師など、専門家による相談を実施でしているひろばもありますが、その一方で、様々な心の問題に直面している親を支えるには、予算も人的パワーも不足しているのが現状です。
 
 
入 選 作 品
作品タイトル         作者 利用ひろば・センター

今日の涙は明日の元気!

粟津裕子(大阪府) 

大東市立キッズプラザ

子ども達が導いてくれた空間

柴山亜記(栃木県)

さくら市地域子育て支援センターたんぽぽ

楽しい毎日への一歩

岩永千秋(長崎県)

時津町子育て支援センター「こばとの家」

泣いてしまった日

そよかぜ(神奈川県)

南足柄市岡本子育て支援センター

雨ふりの出来事

井口絵美(群馬県)

群馬県渋川市コスモスひろば

支援センターの思い出

森由紀子(兵庫県)

神奈川区地域子育て支援拠点かなーちえ

我が家の宇宙人

上野憲子(山口県)

つどいの広場「梅光ほっとみーる」

あったかい涙

多賀糸智香子(秋田県)

横手市子育て支援センターわんぱく館内マムチャサロン

    (敬称略)
 
 多様な利用者
父親
妻が仕事の土曜日、子どもと過ごす場を求めてひろばへいった。
妻は利用していたが自分が行くことはないだろうと思っていた。 ママさん達との意見交換で、改めて育児と家事の大変さを感じ、妻への感謝の念が素直にもてた。今後は積極的に出向き、妻に時間を作ってあげようと思う。
父親の私が代わって育児をする。いよいよ始まった育児生活は想像をはるかに超える忙しさだった。
利用している父親同士の気配りを感じることができた。
未熟な私をそれなりの母親に、独身気分の抜けない夫を立派な父親にしてくれた。一人で子育てしていたら、今の娘の笑顔はない。センターは私の大切な「離れ」。
自己主張真っ盛りの子どもたちを追いかける毎日だが、子育ての楽しみは十分満喫子育ての楽しみを教えてくれたセンターの存在を、多くの父親に知ってもらいたい。卒業後もたまには遊びにいきたい。
育児休暇を父親が取得するケースは非常に少ないですが、休日に父親が子どもを連れてセンターを訪ねるケースも多いです。センターやひろばが父親にとっても貴重な支援の場となっていることが文面からも読み取れます。
外国籍の親
支援センターで出会った、インドネシア人のママ友達。私と彼女との交流は今も続いている。
最近は、外国籍の方の利用が増えてきており、地域によっては、外国語のパンフレットを常備するセンターもあります。外国籍の方は、通院や入園などの情報が入手しづらい環境ですが、ひろばに通うことで、地域の情報を得ることができるばかりか、異文化交流の担い手として活躍するケースもあります。宗教や食習慣の違いに配慮するなどきめこまやかな対応をしているセンターもあります。
祖父母
4月から仕事を辞め、専業ばあちゃんに。我が子の同級生がお母さんとなっていることが、嬉しい。
私の時代は子育ては全て妻にまかせっきり。私は仕事ばかり。孫との時間は知らないことばかりでおもしろい。成長を見るのは楽しい。
60歳になって子育てサロンに行く事は、大変勇気のいる事だった。
孫の遊びを通し元気をもらい明日の活力を養いたい。
ひろばには母親だけでなく、祖父母の参加も見られます。初めてデジカメで孫の撮影をしたり、祖父母自身も子育てを楽しみ、地域とつながる場としてひろばは存在します。
多胎児
今までの10倍に家事が増えた。家を一歩も出ず自分の食事も忘れるほどだった。
姉弟の双子。妻の両親が近くに住んでいるとはいえ、不安はとてつもなく大きかった。
超未熟児の双子。初めての子育ては無我夢中の毎日だった。
2人分の荷物を準備し、2人が機嫌良い時を見計らって、ベビーカーに乗せ外出するのは、本当に大変だった。
超未熟児の双子の子育て 主人以外の大人と会話できることで頑張れた。
先生がよくみてくださるので双子でも気後れすることなく利用できる。
多胎児の親のネットワークやサークルが存在する地域もありますが、日常的にいつでも訪ねて行けば支えてくれるスタッフや友だちがいるセンターの果たす役割は大きいようです。
発達の不安・病気
先天性の病気を持って生まれてきた子ども。育児というより、介護に近い状態にストレスと疲労がたまっていった。
いつのまにか娘の発達の遅れを気にしない“仮面”をつけた私がいた。心はふさいでいく一方だった。
生後まもなく病気のため入退院を繰り返したこどもの強度の人見知り、場所見知りが大きな悩みとなっていた。パパママ以外にも優しく笑いかけてくれる人がいっぱいいるよ。いつかその人達に「ありがとう」ってとびきりの笑顔で言えるように一緒に成長していこうね。
リスクを持ち生まれ、装具をつけた生活。装具をつけ尻這いをする娘の姿に周囲の視線を感じたが、スタッフから笑顔で明るく声を掛けられると、娘は周りへ溶け込む勇気と自信をもらったようだった。
温かく見つめる周りの人々の存在が更にこの子に力を与えてくれた。
3人のこども。真ん中の子が自閉症。障害という大きな壁を越えられない自分に、先生方はいつも笑顔で接してくれた。
ひろばに通って息子の身体機能の回復に驚いた。みんなと食事やおやつの時間を共有することが、こんなに影響を与えることに感激、感謝。
ひろばやセンターは障がいの有無に関わらず、みんなで同じように過ごすことができる場所です。そこで温かく見守り、支える人の日常の様子が描かれていました。
アレルギー
息子のアトピー一晩中抱っこで歩き回った。突然の蕁麻疹、病院に駆け込む日々。それでも周囲に弱さを見せられずにいた。
アレルギーがあることで、楽しい絵本や歌でつらい思いをすることがあるなんて思わなかった。
「食物アレルギーがひどく遊びに行く場所がない」と途方に暮れる親子を迎える環境を整えることにした。
「なんで?パパもママもアトピーなんかじゃなかったのに」の問いかけに、「どちらにも似ていない素晴らしい部分がたくさんあるってこと」とママ友が言ってくれた。
アレルギー対応のために、心身ともに疲れきってしまう母親も多い中、ひろばやセンターのスタッフが理解ある対応をし、周囲の親たちとも気持ちや情報を共有することで乗り越えられる面もあります。
育児休暇中
産休前は教員としてバリバリ働いていた。社会からの疎外感。
復職する妻に代わって育児休暇を取得。不安はとてつもなく大きかった。
育休を取って約三年半になる。この期間、子どもたちと楽しい思い出が作れた。
ママ友を見つけ、会うたびに笑顔が増え、約1年後には生き生きと仕事をしている姿に感動・・・。
ワーキングマザーの中には、地元に母親同士の人的ネットワークが乏しく、社会からの疎外感や孤独感にさいなまれてしまうケースもあります。育休中、心豊かに過ごすためには、地域で友人得ることも大切なポイントです。
 
入 選 作 品
作品タイトル       作者 利用ひろば・センター  

父親に子育ての楽しみを教えてくれた支援センター

芝元憲太郎(千葉県) 

社会福祉法人生活クラブ 
流山わらしこ保育園子育て支援センター

のびのび育児

エミリオ40(東京都)

寿子ども家庭支援センター

出会いの場わらべに乾杯!

鍵山その子 (茨城県)

土浦市子育て交流サロンわらべ

初めての支援センター

平尾晋太郎 (山口県)

長門市地域福祉協議会
子育て支援センター☆つどいの広場

作るぞ!居場所、そして・・・

藤岡邦子(東京都)

NPO法人こあら村 
子育て交流ひろば「ぽけっとぱ〜く」

未熟ママ

早乙女みゆき(栃木県)

栃木県さくら市あおぞら保育園
子育て支援センターサンサンサロン

心に響いた言葉

you(大阪府)

子育ち親育ちサークル
「道親仲間」ほっ♪とものす

笑顔のちから

古屋みずほ(北海道)

七重浜保育園
子育て支援センターピュアランド

    (敬称略)
 
 地域とつながる
地域とのかかわり
通りがかりの地域のお年寄りが赤ちゃんをあやしたり、おしゃべりしたり・・・・・・。
ひろばの入り口付近にバス停があり、バス利用者が親子に声をかけてくれる。
「はじめてのおつかい」体験で八百屋さんに買い物に行った。
地域の子育て情報を知ってほしくてフリーペーパーを創刊するため奔走中。
ひろばに通わなくなってからも通りかかると声を掛けてくくれる。
遊びを通じ初めての友だちや、異年齢の子達との過ごし方を自ら学び自信を得ることができた。
親子で手作りプレゼント持参でデイサービスを訪問。
ボランティアさんに感謝のうちわを贈った。
拠点の周囲にはさまざまな社会資源が存在します。商店街、近隣の方々、地域のさまざまな団体、行政・・・。拠点は、それらに対してきちんと開き、つながってこそ地域の子育て支援拠点としての役割を果たすことができます。利用者は皆、いつかはひろば・センターを巣立って行くわけで、地域とつなぐこともひろばの大事な役割のひとつです。
シニアボランティア
喧嘩も勉強、経験豊富なおばあちゃん達が見守っていてくれる。
父親ほどの年齢のボランティアさんが植物の世話をしながら優しい声を掛けてくれた。
5〜6人のおばあちゃんサポーターの優しい眼差し、大らかな包容力、あったかい手に包まれた。
幼い子どもからたくさんの元気をもらい、幸せな気持ちになれる。
ひろばでは、母親自身が、ボランティアさんの温かい見守りに支えられていますが、その一方でシニアボランティアの
方々も子どもたちから元気ややりがいを受け取るという相乗効果が働いています。
学生ボランティア
大学生ボラが遊んでくれた。年上のおねえちゃんがリーダーとなり、みんなで遊んだ。
高2女子 たまに赤ちゃんを抱っこさせてもらっている。
子ども達の豪快な遊びぶりが楽しみで雨上がりの日は、着替えをたくさん持ってセンターへ急ぐ。
大学生のお兄さんが遊んでくれた。
職業体験として中高生がボランティアをしたり、長期休みなどには、保育系などの大学生が活躍するひろばもあります。学生ボランティアの多くは、ダイナミックに遊びを展開してくれるなど、子どもたちには大人気。また、学生自身も初めて赤ちゃんを抱っこしたり、子育てのイメージを描く貴重な経験の場となっています。相互にとって良い効果が生まれることが多いようです。
 
入 選 作 品
作品タイトル  作者 利用ひろば・センター  

ずっとひろばがあるといいな

JN(神奈川県) 

おやこの広場びーのびーの

ありがとう。と言える日

岡本亜希(神奈川県)

地域子育て支援センターふるいちば

    (敬称略)
 
 親支援(エンパワメント)
利用者からスタッフへの循環
今度は私が誰かの助けになれたら、と思う。
今後困っているお母さんがいたら、私も声をかけてあげたい。
ひろばのために何かできることは何かと、ボランティアになり、その後スタッフになった。
利用者からスタッフになった自分 この育ちのバトンが続くよう、見守っていく。
「お友達を作りたい、ゆっくり子どもを遊ばせたい、家のことを忘れてホッとしたい」というお母さんの一人だった自分が、お手伝いができたら・・・とセンター職員になった。
卒業したらボラスタッフになって恩返ししたい。
近くの別のひろばで、以前の利用者さんがスタッフになっていた。
2人目の子育てのつらい時期にこのお母さんはいるんだな、と感じ、声かけや自分の体験を話したりした。
当事者発の地域子育て支援の活動で、サービスを受ける側の利用者で終わるのではなく、子どもの成長とともに、利用者がスタッフやボランティアとしての支える側に立つという循環が見られます。自分の子育て経験を通して、本当に大事なこと、求められていることがわかっている支援は利用者にとって大変心強いものです。
親の気付き
実際の子育ては唯一の正解はなく、親も子とともに成長していけばいい、誰と比べることもなく、目の前に存在するかけがえのない命と誠実に向き合えばいい。
子どもの思いやペースを大切にしながら成長を見守っていきたいと思えるようになった。息子と一緒に歩んでいこう。
周りを見たり聞いたりして焦ることもあるが、じっと待つことが大事だと教えてくれた 先生のことば。
出会いの中で不安が取り除かれ育児に自信が持てた。(自分が成長している)
自信を持って息子のやりたい事に付き合い共に楽しく過ごしていきたい。
自分の役割は豊かな環境を与えてあげる事、と気づいた。
数年後振り返ったらきっとかわいい盛りの息子の姿を、つまらない心配やイライラで見逃さないために、ひろばに行って息子ともども笑顔になって優しいママでいられますように。
日常を通して、利用者自身が親として成長し、新たな気付きを得ることもあり、スタッフの何気ない温かいひと言や利用者同士の交流を通して、育児のヒントを得たり、子どもの成長を心から喜ぶことができる場面に出会うことも多いようです。
エンパワメント
双子サークルを立ち上げたり、文集を作成、OB会の結成、新米双子ママのフォローをしている。
センターの先生の勧めで、預けあいのできるサークルを立ち上げた。
後輩ママのために地域の子育て情報誌を作った。
家事と育児を切り盛りしながらの活動は大変だったが、充実感と達成感でいっぱいだった。
ママの視線で作る幼稚園ガイド。
気持ちよいほどの達成感。
「おはなしなあに」は利用者達がチームを組み、企画・準備・進行するおはなし会、手遊び、紙芝居、季節の歌を取り混ぜている。
クリスマス会に向け利用者有志で劇班と音楽班に分かれ練習を重ねた。
利用者さん達手作りのクリスマス会。
先生方やお母さん方の後押しで、自分の得意のダンスを利用者に教えることになった。
すべてをスタッフだけでやり切ってしまうのではなく、利用者を巻き込み、親たちが企画・運営することで、充実感・達成感を味わいながら、力をつけていく事例も多くあります。また、ひろばでの活動や出会いを通じて、新たな社会参画のきっかけとなるケースもあるようです。
 
入 選 作 品
作品タイトル 作者 利用ひろば・センター  

私の大切な「離れ」

富田 恵(長崎県) 

西浦上地区子育て支援センター
ぴよぴよ

「子どもの夢が育つ場所」は「親の夢も育つ場所」

深沢美紀子(山梨県)

ますほなかよし児童館

    (敬称略)
 
 育ち合い
子どもの成長の喜び
ひろばに通って息子の身体機能の回復に驚いた。みんなと食事やおやつの時間を共有することが、こんなに影響を与えることに感激、感謝。
娘の成長を感じてくれる人達がそばにいてくれることが嬉しかった。
親の私が「この子にはまだできないだろう」と思っていたことが、実はできて、それを目の当たりに体験することができたひろばに感謝。
失敗やためらいを経験しながらも自分のペースでじっくり時を待っていた。友の存在と導きに勇気を得た。
お姉ちゃんぶって自分より小さい子の世話をする娘。
子どもの成長をスタッフ、利用者の人達が一緒に喜んでくれる。悩みごとがあると励ましてくれる。
息子が初めて歩いたのがセンターでのことだった。その瞬間の感動が忘れられない。
まだ言葉のない息子が2〜3回行っただけのスペースの場の名前を覚えていて言うことができた。
友達のできた子どもを見ていると、人見知りだったママも頑張れそう。キミがいるから、ママは強くなれた。
ひろばでみんなと元気に歌う息子の声に励まされる。
先生と楽しそうに遊ぶ息子の笑顔を見ると幸せな気持ちになれる。
おもちゃを取られて泣くだけだった娘が自分のだと、主張できるようになった。
学んだり共感したりしながら、親子は少しずつ大きくなっていくのだろう、そう気付かせてくれた。
スタッフが娘のことを“これからの人”と尊重してくれた。
センターの水遊びのおかげで大嫌いだったお風呂が好きになってくれた。
居場所を探していた親子が、持ち前の聡明さで周りの人に元気を振りまいてくれる存在になった。
ひろばの皆からかわいがられて育ってきたので、自然と優しい心が身についた。
娘の成長が自分を変えてくれた。
以前トラブルメーカーだったうちの子が2年後、面倒見の良いあんちゃんになり、周囲からも信頼されるように。
出産後、以前赤ちゃんを抱かせてくれたお母さんと再会し、互いの子どもを抱き締めた。人の子の成長が嬉しい。
日々、成長していく子どもの様子を子育てひろばのみんなで喜びあえることが、親にとって大きな心の支えとなり、また多くの人に囲まれて愛されて子どもが育つことで、親自身も子どもに対する愛情を再認識することができます。
仕事・プログラム
ひろばで覚えた手遊びやわらべ歌が親子間で定番になり潤滑油となっている 親→子→孫へ伝わっていく。
楽しいことを一緒に体験する中で、さざ波のように人の輪が広がる。
センターで仲良くなったお母さん達に協力を求めたら、快く引き受けてくれた。
安全を考えた遊びを提供していただき、安心して利用することができた。
全身泥水まみれで服の色が変わってしまうほど豪快に遊ぶことができる場所。
「保育園で作ったお団子おいしかったね、お家でも作ってみようか」と親子の会話が弾む。
家ではなかなかできない遊びにすごい笑顔。
「みんな好きな事をしゃべりましょう」の日、知らない間に涙が。
抱っこやおんぶで肩こりや腰痛で悩む利用者にダンスレッスンをする。
フリーマーケット・玉ねぎ掘り・科学講座。
季節のいろいろな行事を体験できる。季節のイベントで家庭では教えられない感性が育てられた
ベビーマッサージの後は、自己紹介と心配事を話す時間を設けてあった。
子育てには息抜きや刺激、情報が不可欠。明るく楽しく励まし合える環境が欲しい気持ちは共通。センターがどんどん充実していってほしい。
必死に手を引いてきていたつもりが、私が手を引かれている。元気な子どもの歌声が私を励ます。
「おはなしなあに」に参加する事で、我が子との絆がより深まり、またひろばの中での役割を果たすこともできる。おはなしを通じて誰かを支援できる私を知り、喜びと自信が自身の成長につながったと思う。支援したりされたりを行き来する中で、子どもだけでなく母も大きく豊かになっていく。広場だからこそ実現できる育ちの姿だと思うのです。
スキンシップ講座で親子がいい表情。
「お母さんの為のおはなし会」
夏祭りオリジナル音頭の歌と踊り、飾りつけ、遊具作り、紙芝居制作、リコーダー演奏。皆で作って楽しめた。
うさぎ小屋や畑で遊べる。
手作りの絵本や気持ちのいい挨拶。
祭りの準備をするうちにママ達が次第に打ち解けてきた。
「楽しいことを一緒に体験する中で、さざ波のように人の輪が広がる。」と書かれているようにプログラム(行事やイベント)の設定は、子育て支援拠点の敷居を低くし、利用者が扉をあけるきっかけとして有効です。その際、サービスが利用者への一方通行にならないように、当事者を巻き込んで行事を企画・運営するなど、それぞれのひろばで創意工夫がみられます。
ひろばでの一時預かり
センターをしばらく利用後、一時預かりを利用。同じ場所なので安心。母親から離れても遊んだりできる様になったことが嬉しい。
職員が保育をしてくれ勉強会などに参加できる。
日頃慣れ親しんだひろばで預かりを行うことは親にとっても子どもにとってもストレスが軽減されて安心であることが投稿内容からもわかります。初めて子どもと離れて講座を受講するなど、親にとっても新たな一歩を踏み出す機会にもなっています。
利用者同士の支え合い
同じ環境にいる仲間の声は、どんな育児書より参考になり、“自分一人じゃないんだ”という気になる。
下の息子を他のお母さんがみてくれる。その間娘といっぱい遊び、愛情を再確認できる。他の人と接している息子の笑顔を見て愛しさを感じる。
頼りになる先輩たちに何でも相談した。
預けあいを通して学びあい、励ましあい、子ども達はいろんな大人と関わりながら遊び、まるで大きな家族。人間関係が希薄な今でも、人と関わることでしか解決できないこともあるのだと気づく。
一緒に遊ぶ子どもも我が子同様に褒め、叱る。それで子ども達皆がどうすれば友達と仲良く遊べるのか学んでいく。
先輩ママの体験談が心強い。
ここに来れば誰かがいて、私を見てくれ、話を聞いてくれるんだ、ということが嬉しい。兄妹の笑ったり、泣いたり、喧嘩したり、の瞬間を楽しんでいる。
2人目を出産。早産だったので皆にたくさんメールをいただき、ママ達のつながりが力強いものとなった。今まで集団生活の良さがわからなかったが、今ようやく楽しませてもらっている。
自分の子供と同じように叱ったり褒めたりしてくれる。
「妹さんを抱っこしているから、お兄ちゃんのところに行ってあげていいよ」先輩ママの声かけに癒された。
年上の子どもが遊ぶ姿に自分の子を重ねてみる。
先生方・仲間・子ども達が自分の“支え”。
ママ同士、子どもの成長や悩みを相談。
「うちもそういうことあるよ。」「お母さん、本当に頑張ってますね。」と、ママ友だちや先生に言われた一言で、本当に救われた。「悩んでいたのは自分だけじゃないんだ。」
スタッフだけではなく、「利用者同士での助け合い、支え合い」も拠点の機能のひとつです。自宅では孤軍奮闘せざるを得ない人も、ひろばでは、困った時に手を貸してもらったり、他の利用者の子どもの様子を見て安心したり、気軽に話を聞いてもらうことで不安が軽減する親も多くいます。
 
入 選 作 品
作品タイトル 作者 利用ひろば・センター  

嬉しい息子の成長

庄田尋子(石川県) 

親子つどいの広場まんま

『おはなしなあに』がつなぐ育ちのバトン

宮本みゆき(石川県)

親子よろこびの広場あさがお

親子のオアシス

石原美希(岐阜県)

美濃市地域子育て支援センター
ひよこくらぶ

僕のことを見て

山下知子(山口県)

大坪子育て家庭支援センター

つながり

川島友紀子

帯広市地域子育て支援センターあじさい

さいのこなつまつり

原澤優里(埼玉県)

さいたま市子育て支援センター
「さいのこ」

解き放たれた瞬間

石原聖子(岐阜県)

美嚢市地域子育て支援センター
ひよこくらぶ

    (敬称略)
 
 ボランティア・スタッフの関わり
スタッフの見守り・寄り添い
親や親戚以外で見守ってくれる人がいる。
「頑張らなくていいよ 泣いていいよ」といわれ、不安や孤独に押しつぶされそうでどうしようもない自分の気持ちを感じ取り包み込んでくれた。
家族以外の人にも支えてもらって子どもも私も幸せ。
久しぶりに訪れたサロンで「おかえりなさい」の言葉。思いのほか温かく凍りついた心が溶けていく気がした。
不安と緊張で身を縮めたセンターで、先生方は温かい笑顔で優しく迎え入れてくれ、安心とやすらぎで胸がいっぱいになった。
先生の押しつけがましくない感じは、ただ聞いてほしい私には有難いもの。育児書を必死に読んでいたという先生のおはなしに、「自分だけではないんだ」という気づき。
居場所を見つけることができた。自分の子どもをちゃんと見ていてくれる人がいる、一人じゃないんだと肩の力が抜けた。たくさんの人に出会い、助けられたからこそ、地元を離れ、沖縄で子育てを続けられた。
こどもを叱った後に、「大っきらい」と言われた事がショックで、センターの先生の前で大泣き。夫にも「そんなことで泣いてたら涙が足りなくなる」と一笑された。聴いてくれていた先生がもらい泣きしてくれ、その涙にまた自分がもらい泣き。
ガミガミ言っちゃだめ。黙って見てなさい。暴力とやんちゃは違う。「またおいでね」の一言で大切な場所となった。
「お母さん一人では子育ては無理。抱え込んではいけない」と私を責めることなく、励ましてくれた。子育てで大事なことはすべて支援センターが教えてくれた。
涙がはらはらこぼれ、子どもを前に大声で叫んでしまったと話すと、「いいんじゃないですか。本当に大変なときは、気持ちをそのまま出しても」と柔らかく、かつ真剣な言葉。
子どもの遊び場という機能だけでなく、養育者の心の鏡となって下さる先生方、センターの存在そのものに感謝。
私(母)には持病があり、体が思うようにならないのですが、「サポートするから」とひろばに来るように誘ってくれた。不安な事に「大丈夫よ」と私の体も気遣いながら、おおらかにアドバイスしてくれる。
おんぶや抱っこができない私に、子どもとのスキンシップの仕方など、その都度教えてくれる。
いつでもどうぞ、の先生の優しい声。
「お母さん 最近やさしい顔になったんじゃない?」気にかけてくれていたことに感謝。
娘の人見知りの時には、スタッフから優しい声をかけて頂き、姑の言葉に傷ついていたが癒された。
子育ての先輩の知恵経験なくして育児は成り立たない。先生は親代わり。離れても気に掛けて手紙をくれる。
話し相手を求めて広場へ行った「頑張っているよ」と言われとても救われた。離婚することになり広場へお別れを言いに行ったとき初めて泣いた。
「お母さん頑張ったね」「遊び方上手ね」と励ましたり、褒めてくれたりした。
スタッフやボランティアが常にひろばにいることの意義が明確に表現されている文章が多くありました。親子のそばで寄り添い、耳を傾け、温かい言葉を投げかけることで、心にわだかまっていた不安やつらさが溶けていく場面など、親代わりのように頼れる温かな心の交流がみられます。
相談
「イヤイヤ期」の到来に振り回され、支援拠点を訪ね、悩みを相談。
環境変化にうつ状態の長男をセンターに連れて行った時、思いのほか長男は生き生きと遊び、先生に自ら元気に挨拶をしたところ「お母さん上手に子育てしているわね。」と言ってもらえた。
子育て経験のある職員が、親代わりに気軽に相談を聞いてくれる。
体に不調を感じている人が少しでもラクになれたら、ストレスなく明るく人生を歩んでいけたら、また、我が子と笑顔で向き合って生活していけたら・・・。
相談業務は、守秘義務が発生することや利用者にとっても現在進行形の問題であったりするため、なかなか投稿しづらいテーマですが、利用者が不安を抱えながらもスタッフに対して心を開いてく様子がいくつか描かれていました。拠点では、フロアでの相談から発達や産後うつなど、専門知識が必要な相談までさまざまです。それを的確に見極めるためにも、子育て支援にかかわるスタッフは、必要な知識を学ぶ努力をするとともに、スタッフ一人で抱え込まない専門家や専門期間との連携も重要であす。また、受容と共感を通して、相談者本人が自ら解決への手立ての力をつけていくことができるように寄り添う支援が求められます。
ボランティアの思い
清掃のボランティアをしながらスタッフの子どもへの接し方をみて、自分の子育てを振り返り、息子たちを見つめなおすことができた。
ボランティアをかって出てくれているのは地域の民生委員さん達。
人と人をつなぐ架け橋となる素敵な仕事。
幼い子どもからたくさんの元気をもらい、幸せな気持ちになれる。
打ち合わせや試行錯誤しながらの宣伝活動、事前準備など大変なこともあるが、楽しく充実した時間。
抱っこしていた子どもが成長し、お母さんと遊んでいる姿が嬉しい。「よくこのおばさんに抱っこしてもらったのよ」と言うと、不思議そうな顔で私を見る子どもに、年を忘れ、疲れが吹っ飛んでしまう。達成感がある。
ボランティアというのは、自身が自発的に活動を希望した人たちであり、自分ができることは何かを理解し、自覚を持って生き生きと関わっていることが文章の中からも読み取れました。ひろばではボランティアの活動領域を理解したうえで、的確なコーディネートが求められます。
スタッフ・職員の思い
もといた保育所で自信喪失 センターでの勤務は私に務まるのだろうかという不安。
私はやっぱり保育園にはいらないんだと言う複雑な気持ちでいっぱいだった。
初めてひろばに入った時、緊張と不安でいっぱい。利用者さんもきっとそうだろう。
保育士の私に辞令。どんなことをしたらいいんだろう?と不安がよぎる。
いつもグルグル回っているけれど、ちゃんとお話を聞いて参加してくれている事に気づかなかった自分が悔しい。
近づきすぎず離れすぎず見守ることが私たちの使命だと思う。
何かしてあげるのがいいのか、何もしないのがいいのか葛藤と反省。何か答えを出さなければいけないという焦り。提供しながらも実は自分が育てられているのだと感じるようになった。
子育て支援にやりがいを見つけた。子育ては楽しい!一人じゃない!ということを少しでも多くの人に伝えたい。
迎えるにあったって他の利用者さんに協力を依頼すると、気持ちよく忚じてくれ、頼もしく感じた。
「ここがあってよかったね」という場所を目指したい。
頑張りすぎてエネルギーが切れ始めた。自分の心と体に鞭打って朝が始まる。必死に作る笑顔 そんな時お母さんから「楽しい時間と子どもを愛おしく思う気持ちを知った」と感謝の言葉をもらいエネルギーになった。
子どもの成長をお母さんと一緒に実感できる喜びを感じる。「ここなら私のことを話しても大丈夫。ちょっとしんどいことも言ってみようかな」と思ってもらえる、温かい雰囲気を大切にしたい。
試行錯誤の末、控え目に声かけをし、お母さんと話しながら、子どもたちの方に向いていくよう心がけた。2人連れの親子には、下の子をあやす事が、上の子とお母さんの遊ぶ時間を作る事になり、お母さんは楽しそう。
「ゆっくりこどもの成長を見守ろう」という気持ちになれるようお母さんを支える。
ママ友を作らないといけないと思っていて、人付き合いの苦手なお母さんには重荷であったこと、反抗期という子どもの成長では当たり前の姿も、自分の子育てがうまくいってないからだと、自分を責めていることなどがわかってきた。なかなか人に打ち明けることはできない自分の情けなさを打ち明けてくれたお母さんには、とても勇気が必要だったと思うが、スタッフを信頼して話してくれたことに感謝。
小さな町なりの子育て支援を考えながら、ひろばを育てたい。
お母さん達がホッとしたり、息抜きをする場所をこんなに求めているんだと実感。深刻に思い悩んでいるお母さんには、気持ちがすっきりするまで話を聞いて、解決策を一緒に考えていくようにする。お母さん達との信頼関係を大切にし、多くのお母さん達の気持に近づけるように頑張っていきたい。様々な悩みを抱えている事も知った。
もっと親身になって関わっていくことが自分の課題。受け入れ、認めてもらえる事は本当に嬉しくて大切な事。お母さん達が最も必要としている事なので、気持ちを受け入れ頑張りを認め、正面から関われるよう頑張りたい。
利用者との関わり方を試行錯誤する中で、スタッフも利用者からエネルギーをもらっています。スタッフも親子の葛藤や成長の様子を見守り、寄り添い、必要に応じて拠点が持っている地域資源を活用した情報やアドバイスの提供が求められ、また自身の関わりが社会的にどのような役割を果たしているかを確認する場面があったり、また、スタッフ自身を支える振り返りやスーパービジョンのニーズも高いことがわかります。
 
入 選 作 品
作品タイトル 作者 利用ひろば・センター  

りくくんはじめの一歩

奥山ルリ子(滋賀県) 

甲賀市甲賀子育て支援センター

ねえママ達、一人じゃないよ
−支援センターで私が過ごした九ヶ月間−

河合十明子(岐阜県)

妙高幼稚園支援センター
コミュニティママプラザ

カランコロン!−つながりー

まっきぃ(香川県)

NPO法人わははネット
わはは・ひろば坂出

    (敬称略)
 






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