ひろば全協とは入会のご案内活動案内各地のひろば

 
会員の皆様へ セミナー・講座 広報活動・情報提供 調査・研究・書籍 自治体の皆様へ
ひろば保険
コンサルテーション

リーダーシップ研修
ブロック別交流会
出前研修
総会
情報紙

メールニュース
 支援士二種
 支援士一種
 コーディネーター
 
スキルアップ講座
 
フォローアップ
 研修セミナー
 セミナーフォーラム
 後援事業
 提言・意見書
 0123育ちの詩

 0123育ちの詩2
 私の3・11
 パブリシティ
 参考資料
 
リンク集
 書籍販売
 アウェイ育児
 
コーディネーター研究
 ガイドライン研究
 プログラム開発
 障害者支援研究
基礎研修
応用研修
ひろばコンサル講義型
子育て支援員研修
 


 「子育てひろば0123メッセージ〜私の3.11」が完成しました 

 2011年3月11日の東日本大震災を通して、乳幼児子育て家庭が、災害弱者として寄る辺なき存在となる課題が残されました。また、家族、命、日頃の備え、地域とのつながりなど、震災を通してあらためて見直したこと、伝えていかなくてはならないことが明らかになってきました。そこで、子育てひろば全国連絡協議会では、「子育てひろば0123メッセージ〜私の3.11」と題した冊子を発行し、社会に広く発信していきたいと考えました。

 2013年2月下旬には、全国の子育てひろば・支援センター約5,500か所、マスコミ等に冊子を送付させていただきましたが、こちらでも掲載原稿をご紹介いたします。
 全国各地からお寄せいただいた原稿の一つ一つが、この震災によって心を動かされた乳幼児子育て家庭に関わる方々の想いと貴重な記録です。ぜひ一人でも多くの方々にお読みいただければと思っております。
 

事業概要  → こちらです

掲載エッセイ・フォト一覧 (冊子掲載順 敬称略) 
        各タイトルをクリックすると作品(PDF形式)がご覧いただけます 
       
  タ   イ   ト   ル   名 前 都道府県
  生かされた命 アン  宮城県
  親子の近くに拠点を 佐藤 英子 青森県
  温もりの中で 福島の母  福島県
# ほほえみ  山口 奏子 福岡県
# 家族ごっこ  安部 明子 山形県
  るるるる 蛯名 郁矢 宮城県
  福島県に住むひとりのおかあさんのつぶやき おでこちゃんずのママ  福島県
  私の3.11 大西 千穂子 茨城県
  自然が一番! はるまま  福島県
# よく来たね  川嶋 なつえ 東京都
# 子育てホッとステーション ゆうゆう広場 地域開放「防災講座」 ゆうゆう広子  香川県
  今、福島県にあるひろばのスタッフとして出来る事は何だろう? 小磯 厚子 福島県
  ひとつの提案〜多くの人にひろばを利用してもらうために たかまさ母さん  岩手県
ともに暮らす 松尾 淳子 東京都
# たくさんの宝物  めん  福島県
# テント咲く、原っぱ  ぴきぴき  埼玉県
  わたしとひろば かよ  大阪府
  生きているだけで 鍵山 その子 埼玉県
  被災地の親子につながるお手伝い こみえ☆かな  香川県
# 風のもとで  がみ 大分県
# 日常。 大村 華奈 福岡県
  ひとりじゃないよ つながってるよ 佐久間 直子 福島県
  3.11に思うこと テンション  北海道
  私が震災で学んだこと 早乙女 みゆき 栃木県
  ほくしん子育て支援センターの3.11 安田 友理 福島県
# おひとつとんだ3世代同居  石田 礼子 三重県
# みんな何かしたかった!  江村 奈緒美 新潟県
  奪われた故郷 古都  東京都
  伝えられなかった感謝の気持ち 御福 いつか 埼玉県
  「やわらかさ」につつまれて 能登 香織 沖縄県
# 特別な砂遊び  カオリン  福島県
# みんな、ありがとう  伊藤 昌子 岩手県
  光の射す方へ とこちゃん  香川県
  ダイジョウブ 近藤 みさき 東京都
  みゆきさんへ 大橋 愛 新潟県
# ひろばの声  かな ちえ子  神奈川県
# いざという時は、窓からの脱出もあります 本間 淳子 茨城県
  郡山でわたしができること まる  福島県
  自分にできること になまま  埼玉県
  ひとりじゃないよ 永野 美代子 福島県
  被災地の支援者として出来ること 高橋 有香里 宮城県
# こちら石川支部元気ですよ!  泉川 みちよ 石川県
  ( # はフォト)    

 

※寄せられた原稿の内容は平成247月〜9月時点のものです

審査委員からのメッセージ (50音順)
  おち とよこさん (ジャーナリスト・作家)

 あの日から、時間だけは容赦なく過ぎていきます。でもあの日から、一歩も前に進めない人たちがたくさんいます。 そんな痛みに揺れながら、耐えながら、惑いながら、だからこそ何かしなくちゃ、伝えなくては、子どもの幸せを守りたい!…と、子育てを通して体感したあの日のエピソードや連なる思いを記してくれた作品の数々。いずれも唯一無二、選ぶことなどそっちのけで、響きあう言葉の通奏低音に圧倒され、胸が熱くなりました。   

 線量計が手放せない「恐怖の庭」、放射能が引き裂く家族、失われた「普通」の暮らし、妊婦の不安を温かく迎え入れる「里帰りプロジェクト」、子どもたちの「地震ごっこ」への戸惑い、弾まないボールのようだった心が人に温められて弾み出す「子育てひろば」の保温力、避難親子が安心して涙を流せる「場」の力…。
 そして何よりも、うなだれた大人を勇気づけてくれた「子どもの笑顔」の素晴らしさ。「るるるる」、父の手回し充電の音に合わせ、笑顔で踊る2歳の息子の下りに思わず涙が。この笑顔を、そして子どもたちの未来を守らねば。改めて問われている大人の責任をひしひしと感じたのは私だけではないでしょう。これは子どもを愛おしむ眼が真摯に射影した、珠玉の記録集です。

おちとよこさん
  柴田愛子さん (りんごの木子どもクラブ代表・絵本作家)

 今回の選考は、重く、辛いものでした。皆さんの原稿を読みながら何度涙をぬぐったことでしょう。特に福島の方の原稿は、現地の方の実情がわかり、実感が迫ってきました。震災直後、そして現在、未来に及んでの思いが綴られています。このとんでもない災害が、全国に波紋を広げたことは言うまでもありません。その地、その地で、子どもに関わる方々の震災後の新たな思いが寄せられています。

柴田愛子さん

 今回のことで、地域力が必要なことを痛感しました。「子育てひろば」や「支援センター」が全国に広がり、その役割をしてくれていることにとてもうれしく思いました。どの方の原稿も、子どもを抱えているからこそ深刻なのだけれど、だからこそ子どもに救われ、未来に向かおうとする力を感じました。やっぱり、子どもはみんなの元気の素です。
 まだまだ、緊張感の中での子育てが続いているでしょう。みなさんからお寄せいただいた原稿や写真は、どれも価値あるものでした。この冊子が皆さんの心を支え、励ましになる事を祈って、選考させていただきました。

  新沢としひこさん(シンガーソングライター)

  2011年3月11日、日本中の人がひとつの大きな体験をしました。東日本の広い範囲で多くの人が被害にあったことに加えて、地震の被害の無かった地域でも、毎日繰り返された地震や津波の被害を伝える報道などで、誰もがある意味震災を体験したのです。
 あの時、日本のあちこちで、みんないろいろなことを感じ、いろいろなことを考えたのだ、ということを今回のエッセイとフォトたちは教えてくれます。
 そして全員が違う体験をし、違う感じ方をし、違う考えを持ち、違う行動をしているのだけれど、たくさんのエッセイを読み、たくさんのフォトを見ればみるほど、それはとてつもなく大きな一つのことなのだ、というふうに僕には感じられました。

 言いたいことがまとまっていなかったり、つたない表現だったり、写真のピントがぼけていたり、というような作品もありましたが、そんなことはあまり関係がなく、全部の応募作品で大きな一つの作品であったろう、と思います。文集の誌面の都合で全作品を掲載することは出来ませんでしたが、その代表的なものを読むだけでも、その向こう側にあるもっとたくさんのいろいろな思いが伝わってくると思います。
 このような作品群の審査をする資格など、自分には無いように思われましたが、貴重なものを読ませていただいて、今はとても良かったと思っています。そして、忘れてはいけないということと、まだまだ自分がやるべきことがたくさんあるということを今一度教えてもらった審査でした。

新沢としひこさん
  高野優(たかのゆう)さん(育児漫画家・絵本作家)

 まだ落ち着いていないだろうし、気持ちだって整理できていないはず。そんななか、原稿をお寄せくださったみなさまに、こころから敬意をはらいたいと思います。
  たくさんの文章と、たくさんの写真。
 胸がぎゅっと苦しくなったり、瞼がじーんと熱をおびて重くなったり、思わずほうっと空を見上げたくなったり。
 揺れ動きながら目を通していくうちに、こんなにも多くの方が震災について考え、被災された方達へ思いを馳せていることに、うれしさを感じました。
 拙著「よっつめの約束」は、震災で大切な方を失ってしまった大きな人や小さな人に読んでいただきたくて作った絵本です。

高野優(たかのゆう)さん

 『つらいときはおもいっきり泣こう。うれしいときはおもいっきり笑おう』。そんなメッセージを込めたこともあり、今回、審査の仕事をさせていただくにあたって、私の道はここに繋がっていたのかなと不思議なご縁を感じました。
 本という間接的な方法でしか接するすべがない私とはちがい、傷ついた子どもを抱きしめて笑わせ、ときには思う存分泣かせるあたたかな手。戸惑いを隠せない  
 母親をゆったりと見守りつづけるやさしい目。その手とその目があるかぎり、きっと私たちは何度でも立ち上がれるのかもしれません。

  野口比呂美さん(NPO法人子育てひろば全国連絡協議会副理事長)

 3月11日は東北に住む私にとって忘れることのできない一日となりましたが、皆さんから寄せられた作品を拝見すると多くの皆さんが同じ気持ちなのだと感じました。私はその日、運営している子育てひろば『子育てランドあ〜べ』にいました。停電して非常灯のあかりのなか非常階段をみんなで避難しました。外に出てしばらくすると雪が降り出しました。一週間のみの休館で再開したのは、余震が続くなか「家で自分と子どもだけで過ごすのは不安です」というたくさんの声があったからです。

 子育てひろばのスタッフさんの作品でも、親子が安心してつながる場というひろばの機能がたくさん語られていました。それだけでなく、ひろばが起点となって被災地を応援していこうというメッセージも数多く寄せられ、子育てひろばが多様な力を持っていることを感じました。3・11の経験からの貴重な証言と提案も寄せられました。生と死の境目に居合わせた方からの「生かされた命をむだにしないで」というメッセージはとても重いものです。

野口比呂美さん

 さらに、震災後の原発事故による放射能汚染の問題を抱える地域からは、子育てへの不安な気持ちから親子を支援していく決意まで、この問題のまさに当事者の声がたくさん寄せられました。子どもの健康への影響を恐れて避難指示区域外から避難している親子にとっては、いまだに長い避難生活が続いています。そしてその親子をどう支援していくかという問題は、ひろばに関わる私たちにとっても重大な課題です。
 時が経つにつれ、瓦礫が片づけられていくような目に見える変化は少なくなる一方で、いろいろな問題をかかえる家庭が顕在化してくるのかもしれません。子育てひろばはどんな時も、温かくきめ細かな配慮で親子を迎えていきたいと思います。

この事業は平成24年度年賀寄附金配分事業で実施しております






Copyright2016 NPO法人子育てひろば全国連絡協議会 All Right Reserved