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●第2回「子育てひろば0123育ちの詩(うた)」が完成しました
  子育てひろばや支援センターでの出来事を作品集にして、そこに関わる方々の思い、乳幼児期の子育てに関わる方々の生の声を広く社会に届けたい・・という思いで始めたこの事業。2年目の今回は、新たに「ひろばの詩(うた)」という詩・歌詞部門を設け、2010年7月から約3ヵ月間で、「ひろば物語」98作品、「フォトひろば物語」63作品、「ひろばの詩(うた)」60作品、合計221作品をお寄せいただきました。
 その後12月の審査委員会を経て、 「ひろば物語」24作品、「フォトひろば物語」13作品、「ひろばの詩」9作品が作品集に掲載されました。
  会員の皆さまのお手元にお届けするとともに、全国5270カ所の子育てひろば・支援センター、全国都道府県・政令(指定)都市の拠点事業担当者、有識者、マスコミ、議員等にも発送いたしました。
●子育てひろば・支援センターの役割を広く社会に伝えたい
作品集は、会員の皆様はもちろんのこと、皆様のひろば・センターでも閲覧していただけると幸いです。また、子育て施策に関わる行政の方々にもお読みいただいて、子育ての最初の時期にどんな子育て支援が必要かということを多くの方々に考えていただく機会にもなればと思います。
第2回 子育てひろば0123育ちの詩
 

いつでもおいで! 子育てひろばへ

扉をひらいた先は あったかい日だまり
がんばらなくていい
出会いは自然とうまれてくる

ちょっと一息ついて
その場にいることで
なんだかもっと子どもがいとおしく思えてくる

ひとりじゃないって素晴らしい
思いを分かち合えるから
自分から不思議と力が湧いてくる

たくさんの笑いと涙と心温まるエピソードが集まりました
子どもがいることで つながれる幸せ 
循環する不思議な縁が 
地域を日本をもっと元気にするはずです

事業の概要
入選作品一覧
審査委員による座談会「〜作品を通して伝えたい子育て家庭の声、支援者の関わり〜」 
アンケート紹介
作品集は、2011年2月14日に発行されてすぐに、全国の支援センターやひろばにお送りしました。早速、作品集を読んでくださった方々から、感想をお寄せいただいています。その中から一部を抜粋してご紹介いたします。 
歌「また会いたいね」
福島県の小川志津子さんの作品「また会いたいね」を、審査委員でもある新沢としひこさんが 補作詞・作曲されました。
審査委員・総評


審査委員長 新澤誠治

子育て支援推進センター

みずべの会代表

 「育ちの詩」の募集も2回目となり、今回も沢山の人から体験談が寄せられ、初めての赤ちゃんとの出会い不安と緊張のなかにいる母親、孤立した中で独り子育てを担いストレスをためている姿などが子育ての現状が臨場感をもって伝わってきます。
 一方、子育てひろばに来て、スタッフのやさしいまなざし、何気ないあたたかな一言で迎えられ、多くの子育て仲間と出会い、その輪の中で分かち合い、支え合う姿に見ることができます。「自分は一人でない、支え合う仲間がいる、見ていてくれる人がいる」とつながりの中で、孤独からが救われ、「一歩前に踏み出すことができた」という母親の声が聞こえ、子どもたちのはつらつとした姿が見えてきます。
 また父親たちのひろばへの参加と交流とか、利用者としてきた母親が援助者になりスタッフになった人もいて、活動が継続してくると子育ての、循環性ができてきたことを感じます。外国人の母親のひろばへの参加等、これからの姿をみせてくれる記録も垣間見ることができました。

 ボランティアやスタッフから、「一人ではない大丈夫」「つながりをつくるみんなのひろば」にしていこうと言うような力強いメッセージも伝わってきます。いま「個から孤の時代」と言われ、地域の中で人と人のつながりが希薄になり、家に閉じ込められ、一人で子育てを背負うことに追い詰められる状態の中で人と人のつながりをつくりだしていく「子育てひろば」とは何と素敵なところなんだろうかと感じ、改めてひろばの存在の意義や役割を認識させられました。
 この「育ちの詩」を是非、子育て中の父母やひろばのスタッフ、また子育て支援に携わる国、自治体の担当者に読んでほしいと思うと共に、「子育てひろば0123育ちの詩」の記録の活動が継続して行われ、もっともっとたくさんの記録が寄せ集められることを切に願います。

 

 ぐっすり、子育てひろばの日だまりで、ママの膝枕で眠る顔…。「フォトひろば物語」の作品からは、子どもたちの姿と共に、ママたちの楽しそうな会話やパパの息遣い、高校生の笑い声や外国語までもが聞こえてきます。また「ひろば物語」の行間からは、ピンクのソファーで思わず眠ってしまった双子のママを見守るスタッフの細やかな心づかいや、遅くて心配だった最初の一歩を共に涙ぐむ温もり、異国や転勤先での孤独な育児を癒す空気や「ここに行けば大丈夫!」と、ひろばを卒業した子どもたちが雨宿りにもやってくる安心…。そんな年齢も性別も国籍も多様な人と人、人と土地、人と情、人と時の掛け橋になっているひろばの素顔が浮かんできます。そしてひろばは、「ただここに来てみるだけでいい」「また会いたいね」と詩いたくなる場。多彩なひろばの魅力を伝える作品の数々に、いつしか心はホカホカ、目頭キュン。選ぶ辛さに胃までがキューン…。


審査委員 おちとよこ

ジャーナリスト・作家

高齢問題研究家


審査委員 
きたやまようこ
絵本作家

 どの作品も甲乙つけ難く、お母さんや子供たちの、泣き声や笑い声が聞こえてくるようでした。
 『いかに救われたか』という、支援センターの素晴らしい役割と必要性を語って下さった作品が大多数でしたが、その中で、『支援センターのおかげで何人かの仲間が出来、支援センターを離れて個人的な付き合いと助け合いに発展していった』という内容の作品がありました。支援センターを基盤にした発展的な輪として印象に残りました。何か一つエピソードを聞かせて下さると、センターの様子が具体的に浮かび上がり、それぞれの作品のメリハリにもなると思いました。
 今回残念だったのは、内容がとても良かったのに文字数オーバーの作品が何点かあったことです。


審査委員 柴田愛子

りんごの木子どもクラブ代表

 絵本作家

 たくさんの方々の物語、写真、詩を拝見しました。2年目ともあって皆さん腕を上げられ、選ぶのにこちらがお手上げ状態でした。
 スタッフの方の応募も多く、この場での出会いは親子だけではなくスタッフにとっても自らを潤す場になっていることを感じました。さらに、父親達、祖父母、外国の方、ボランティアの若者、ここを巣立っていった子ども達までもが出入りする場になりつつあることに「ひろば」や「センター」の広がりを感じ、驚かされました。「ひろば」や「センター」が地域の居場所や仲閧テくりの基地となって育っている気配を感じます。なんとも喜ばしいことです。地域に“ありのままの子どもがたむろできる場所が必要”と強く思ってきた私ですが、ありのままの自分の居場所を必要としているのは子どもばかりではありませんでした。ますます、地域の“へそ”となって枝葉が伸びていくことを願っています。

 前回は、今まで心の中でためていた思いがあふれてしまっているようなものが多く、なるほど、と深く感じ入りました。今回はどうであったかというと、全体の印象がずいぶん違いました。みなさん、ずいぶん落ち着いていらっしゃる。子育てひろばの様子を、非常に分かりやすく、コンパクトにレポートしてくれているものが多かったのです。前回は、審査員も読んでいて涙が出て困りました、と言っていましたが、今回はくらべると大変読みやすかったと思います。
 印象としては、感動が淡泊になったという感じですが、それはきっと、成熟していく一つの過程なんだな、と思います。「子育てひろば」との出会い、自分との関係など、をちゃんと客観的に受け止めたり、分析したりして、それを誰か他の人に伝えたい、という姿勢が伺えます。それは素晴らしいことですね。 次は、もっとその中から、自分だけのドラマを熱く語って欲しいと思います。そういった熱い作品を、また期待したいです。


審査委員 新沢としひこ
シンガーソングライター


審査委員 中橋惠美子

NPO法人子育てひろば

全国連絡協議会理事

 先日、運営している子育てひろばに、二人目の出産のお手伝いに他県から来たおばあちゃん(お母さんのお母さん)が上のお孫さんを連れて遊びに来ました。「いつも娘から電話で話を聞いていた子育てひろばに一度私も来てみたくて。県外に嫁がせて娘が育児で悩んでないか、孤立してないか心配ばかりしていましたが、ここに来るようになって娘だけでなく私まで救われているのですよ。本当にありがとう。私も他の子育てしている人みんなに、ここの存在を教えてあげたいわ!」と言っていただきうれしく思いました。
 昨年に続き、子育てひろば0123育ちの詩の選考をさせていただきましたが、去年と比べ具体的な自分の体験やエピソードの一つ一つを披露するよりも、このおばあちゃんのように、まわりにこの存在や機能を説明したい!教えてあげたい!と思うようになっているママたちの気持ちが伝わる半面、目を閉じれば、文章の出来事がパーっと映像になってイメージできる作品が減ったように感じました。少しさみしいですが、これも地域子育て拠点が少しずつ浸透してきたからなのかな。

    
 

 





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